「もうちょっと大人になりなよ」と知り合いに言われ……私がずっと“おこりんぼ”でいようと決意した日
「でもさ、大きく見たら一緒じゃない?」
これ言われると、めっちゃ絶望するという言葉、みなさんにもあるのではないでしょうか。
友人の夫はちょっとモラハラ気質のある男性した。別に暴力振るうとか家にお金入れないとか浮気するとかそういうのではないんだけど、いつも小さく妻をバカにしているのが側から見てもよくわかった。あれは家族同士でごはんを食べていた時。たとえば野球の話をしていたら「こういう話題って、⚪︎⚪︎(友人)に言ってもわからないんだよね」とか、子どもの大学受験の話では「⚪︎︎⚪︎は(高卒だから)わからないかぁ」とか、無数のトゲが私の心に飛んでくるのです。
「今怒ったらダメ」と私は自分の太ももをつねった
ダメ、今怒ったら変な空気になる。アンガーマネジメントだっけ、呼吸だ呼吸。ヒッヒッフーだ。「⚪︎⚪︎ちゃんは昔から優しいし穏やかですからね……(だからおまえとなんとか暮らせてるんだよ)」と、『シャイニング』のジャックニコルソンみたいな顔で上の歯と下の歯をカチカチさせながら言うのが精一杯の私。
ごはん会も終盤。友人の家の子どもは遊びに夢中で全く食事に手をつけておらず、もったいないから持って帰って家で食べさせることに。本体と蓋が一体になってるプラスチックの容器に、あの時はたしかお重だかどんぶりだかのごはんを友人は詰めてました。お重だかどんぶりだかのごはんだったので、どうがんばってもきれいには入れられない。結局友人はその容器にお重だかどんぶりだかをひっくり返しました。当然天地は逆となる。容器の中であらわになったタレしみごはんを見て、友人の夫は笑いながら言ったのです。
「きったねえな(笑)」
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