にわか野球女子をバカにする人たちに、にわか野球おばさんが言いたい3つのこと
世の中自分の力ではままならないことだらけです。特にスポーツを応援している時にそれを感じます。スポーツというと幅が広すぎるので、ひとつの象徴としてスポーツを「ベイスターズ」と仮定しましょう。なんということでしょう、急にままならない感が爆上げになりました。
親愛なるぷんぷんのみなさま1週間ぶりのご無沙汰。おこりんぼコンシェルジュの西澤です。
全くままならないですよ。先日発表となった、ベイスターズ山本祐大捕手のトレード。その後しばらくどこの現場に行っても「どういうことですか西澤さん」「正捕手出して大丈夫なんですか?」と矢のような質疑が飛んできてました。それは私が全く野球関係ない現場でベイスターズの話ばかりしているからに他ならないわけですが、山本祐大、2024年ポストシーズンに祐大フェイスがデカデカとプリントされたTシャツを着用して現地負けなし日本一を達成した思い出深い選手です。そりゃもう大パニックですよ。
かつて大麻とコカインをパンツに隠して捕まった勝新太郎が会見で薬物所持について問われた際言い放った「そんなの俺が聞きてえよ」。30年以上の時を超え、今私勝新と全く同じ気持ち。祐大トレードってどういうことなんですかぁなんて、そんなの俺が聞きてえよ!! あの伝説の会見では「もうパンツは履かない」のほうばかり取り上げられてましたけど、私は断然「そんなの俺が聞きてえよ」派だったことを謎に思い出しました。
スポーツの世界は無常にも勝ち負けがはっきりと決まっており、選手の価値は勝ちに比例する。常勝ホークスに請われトレードされた祐大すんごいし、他スポーツと比べても野球はトレードに敏感すぎるなとも思うし、圧倒的先発不足のベイスターズが足元見られたなとも思うし、ハイパープロスペクト松尾汐恩捕手をどうにかしないとなのでしょうし、ふと我に返って「シーズン中に正捕手トレードってどない?」ってびっくりしますし、それらひっくるめて一旦背負い投げして、今私にあるのは、さみしいよ祐大。
忘れない、2019年8月29日、ハマスタ延長12回裏、野手全部出はらって、残っていたのは祐大のみ。誰もが引き分け終了を予感した瞬間のサヨナラヒット。私の誕生日にありがとう祐大。私の脳みその半分は「行かないで祐大」と叫び、半分は「尾形というスーパーピッチャーがきてくれてうれしい」と叫ぶ。ファンなんてこんなもんです。
地上波であたりまえに放送されていた時代は遠く去り、野球は大衆のスポーツというよりは、趣味のいちジャンルになっています。昨今の推し活ブームもそれを後押ししているのでしょうし、ボールパーク構想という、試合だけでなくショッピングやグルメ、レジャーなどまとめて楽しめる複合エンターテイメント空間づくりに取り組む球団も少なくない。「球場限定グルメおいしかったね~試合負けたけど」とか「マスコットとのミーグリ楽しかったね~試合負けたけど」とか「試合後のライブ盛り上がったね~試合あったっけ」とか、その日の勝ち負け関係なしにスタジアム自体を楽しんでもらおうと、私たちの可処分所得を狙っています。
間口を広く、敷居は低く、ライト層を取り込みたいのはどのジャンルもそうなんだと思います。実際、長年閑古鳥がさえずっていたハマスタは、DeNAに買収されてから、女子トイレの改修に始まり、ハマスタを買取り、客席を増やし、イベントも増やし、映画を撮り、2軍施設までかっこよくして、お客さんの数は爆増。チケットは争奪戦。川崎駅でベイスターズのユニフォームを着た人を見かけるたびに「川崎に私と息子以外にベイスターズファンいた!」と今も新鮮に驚きます。
それでもやっぱり負けが続くと、ちらほら客席に空きが見える。やっぱりスポーツの原点は勝ち負けだなと思う。実際に試合に臨む選手たちが勝ち負けのために真剣にプレーしている以上、そこは決して揺らぐことはないのでしょう。と同時に外野が「勝ち負けなんて関係ない。ベイスターズが好きだから」なんていうのもちょっとおこがましい気もします。
日本でいち早くボールパーク構想に着手して、爆発的な増員を達成したのが、カープ。広島東洋カープです。マツダスタジアム、めっちゃいい。スタジアムの周りをぐるっと一周まわれるところなんて最高。さらにどこからもフィールドが見渡せる。砂かぶりとか寝そべって見られる席とかバーベキューシートとか、特殊な席種も私マツダスタジアムで初めて知りました。落ち着きのない49歳なので、マツダに行く時は一瞬だけ自席に座り、その後はずっとコンコースをぐるぐる歩き続けています。健康にもいいね。
新球場マツダスタジアムで盛り上がり、『アメトーク』のカープ芸人で盛り上がり、2016年からのリーグ三連覇で盛り上がり、空前のカープブームが巻き起こりました。マジで強いカープ、丸と田中と菊池で気づいたら1アウト1.3塁になって初回に爆速で2失点食うのがお約束。今まであまり球場で出会わなかったような若い女性ファン、いわゆる「カープ女子」は流行語にまでなりました。
先日Twitter(元X)で目にしたこんなツイート。
